哲学について〜利己主義〜

まずはじめに、「利己主義」という言葉について調べてみました。


利己主義・・・社会や他人のことを考えず、自分の利益や快楽だけを追求する考え方。また、他人の迷惑を考えずわがまま勝手に振る舞うやり方。エゴイズム。「利己主義者」

という解説が載っていました。
反対の言葉として、「利他主義」や「愛他主義」というのがありました。


利己主義は、だれしもが当てはまるものじゃないと思います。正直、どの対話からも見られるものだが、親切をしているその瞬間に自分の満足を得られると思うことはないのかなと自分は考えました。親切をしたあと結果的に他人の視点からみたら利己主義と捉えれるかもしれないけど、自分は特に何かをしてあげるときに自分の満足感のためにすることはあまりないかなと思います。

対話1に関してはただただ老人が、「自分の心の満足が得たい衝動」「自分自身の安心感、心の慰めを求める以外には、絶対ありえない」
とこじつけてるだけであって、利己主義にも捉えられるし、利他主義といっても良いのではないかと考えました。むしろ利他主義のほうが近いのかなと思います。

対話3の兵士の話は、義務やその集団の心というものが大きくて実際その場面になったら利己主義も利他主義もないかなと思いました。自分の自尊心や理想のため死のうが、他人を助けるため死のうが、集団だけでみれば利己主義と言えるのだが、個々の人でみれば利他主義のほうが多いのかなと思い、実際自分がこの場面にいたら他人のためにという気持ちが大きくなると思います。

結果的にぼくは利己主義は、正しくないと思います。実例をだすと、震災などが起こったとする。実際に熊本の地震を経験したのだが、自分のために他人を手伝いたいと思うことはなかったし、満足感を得るためにボランティアに行くこともなかった。誰かのためになろうと利他主義的な考えを持って接することの方が多かったからです。
タレントがよく好感度を上げるのを目的にという感じでボランティアをしているのではないかという人もいる。実際にそのように自分の利益を求めて親切を行う人もいるかと思う、やっていることや結果は変わらない、しかし本質的に間違っていると考えます。
このようなことから利己主義は正しくないと思います。