就活・仕事とは

8月31日。薬院で就活セミナーに参加してきました。

講演者は、インテリジェンスやサイバーエージェントで人事をしていた田口弦矢さんです。今まで数々の就活生を見てきただけでなく、スタートアップや多くの企業・事業に携わってきた方です。

就活生で大切なことや、仕事・キャリアについてのお話をしていただきました。めちゃくちゃすごい方で約5時間の講演会にもかかわらずあっという間に感じました。

大切だと感じたこと、学んだことをまとめます。

 

人生を豊かにすること。

人生を豊かにすること、キャリア・仕事を充実させるとは何かというと、おおもとにあるのは環境・ヒトです。仕事を辞めるきっかけは、ほとんどが人間関係ということです。人間関係の良さで自らのパフォーマンスを変えることができます。

楽しい環境にいる→自分のパフォーマンスが上がる→(キャリアアップ)→楽しい

ヒトを選ぶ・環境を選ぶというのが企業を選ぶうえでとても重要だということがわかります。

今まで、どういうコミュニティが居心地良かったか、どのような環境で自分の力が発揮されるか、どのような要因があったかを考えてみることが大切になります。組織にリスペクトできる人や、信頼できる人がいるかも仕事を選ぶうえで重要ということです。人・金・時間、将来何におもきを置くかによっても変わってきます。

 

 

就活とは?

投資プレゼン。就活とは、企業が自分に対して投資をするということであり、そのためには自分を売り込むプレゼンをする必要があります。自分の魅力をうまく伝えることが肝になってきます。面接官もプロばかりでなく、準備されている項目を聞くだけで学生を見抜くというのは不可能ということです。だからこそ自分が準備をしてプロになる必要があります。自分を知り伝えることの大切さがよくわかります。

面接で大切なことは?

面接で見られることは何か?

・思考特性 ・行動特性 ・価値観 ・着眼点

物事についてどのように考えるか(思考特性)やどのような行動をするのか(行動特性)というのが大切です。何を考えてどんな行動をしたのか、自分の行動は再現性が高いので人事の人も意識しているそうです。

 

〇仕事できるであろうという可能性の信頼

得意なことや、実績を一辺倒ににアピールする人がいるが社会人からしたら大体のことが大したことはなく、自慢ばかりするのはよくないということです。アピールは大切だけど自慢話ばかり聞かされるのは人事的につまらない。これは、とても難しいのかなと思います。

〇間とキーワードで落ちる

質問に対する答えのズレ、間の違い、キーワードの違い、話すこと一つで落ちることがあるということです。これの何が怖いかというと自分ではあまり気づかないということです。直接的コミュニケーションは難しく一つの食い違いでも気に入られないかもしれないというのが一番難しいなと思いました。

〇ネタはかぶる

・団体活動 ・勉強 ・稼ぐ ・多様性 ・経済

大体の就活生のネタは同じで何で差別化を図ろうとするかが重要です。

何を大切にしてきたか(価値観)、どう取り組んだか、何を学んだか、自分らしさを正確に伝える。背伸びをすることは必要なくて、自分の経験をそのまま伝えたりすることが大切です。しっかりと自分の行動と向き合うことが大切なのかなと感じました。

 

 

自己理解

よく自己分析というが分析したことで無駄であろう。事実を整理すること、知人の声、他人の目が大切になってきます。自分では大したことないと気づかないものも、他人からしたらすごいことであったり、見え方のギャップがあるので一人でやらないことが最も重要です。自分史を書いて他人に見てもらうのも面白いかなと思います。

企業研究

インターンなどの出会いの機会を持つことはよくあることです。企業を見るときに単体で見るだけでなく取引にも目を向ける、企業のつながり・流れにも目を向けることが必要です。こうすることでよく目にするBtoCの企業だけではなくBtoBの企業を発見することができます。視野が広がり自分に合っているが、見落としていたなどのことがなくなるのではないかと思います。どこが何をやっているのか体系を理解することが企業選択にも役に立つのかなと思いました。

 

 

 

コンサルタントとは?

田口さんにコンサルについてお聞きしてみました。

まず、コンサルは分野や大小はあれど簡単に言えば困っている人を助ける。困っている人がいれば仕事はあるということです。

転職中途が多いこともあり、新卒でコンサルティング会社に入るのは、まぁ難しいです。就職した先でまず何をするかが重要になってきます。業界は究極どこでもいいということです。じゃあ何をするか?

与えられた仕事があるとします。その仕事をこなす時にその幅だけで見るのではなく少し幅を広げてみることが大切ということです。与えられた部分だけではなく全体を見て何が課題なのかを見つけ、どうしたらうまくいくのかを考えながら仕事をすることで課題解決力は伸びると思います。そういう思考の積み重ねがコンサルにつながると仰っていました。プロとしてやらなくても普段のタスクでもできるよねということです。

次に、いま何ができるかというと学校の中にも問題はたくさんあり、それに目を向けて自分なりに分析して書き出してみるのも面白いと思います。バイト先でも課題や無駄が多いと思っており、提案し誰かを巻き込んでやってみるのもいいと思います。

ゼミでも、今のプロジェクトを利用して考えてみるのもいいのではないかと思いました。

 

 

 

 

今まで長ったらしく書いてきましたが、正直まだまだ話したい内容はあります。田口さんは、話し方もすごくうまくプロだなと感じました。漠然と考えるより行動を起こすことの大切さ改めて認識しました。

就活をゴールととらえずその先まで視野に入れながら後悔のないようにしていきます。自分の中で本当に濃い経験になったと思います。

ありがとうございました。