マザーハウス 〜山崎さんの話〜

マザーハウスという企業を知っていますか?

森田先生のすすめもあり、マザーハウスというアパレルベンチャー系の会社の副社長をしている山崎さんのお話をお聞きする機会がありました。

 

自分の記録用というのもあるので今回はすごく長く書きます。すいません。

 

 

僕は、マザーハウスという企業・ブランドについて何も知りませんでした。スマホで検索したら、バッグや服を売っているアパレル系の企業ということがわかります。

 

〜途上国から世界に通用するブランドをつくる〜

これが、マザーハウスのテーマとも言えるものです。バングラデシュ、ネパール、スリランカなどアジアのまだ発展途上とも言える国で、素材集めから行い工場の生産までモノづくりをてがけ、販売まで自店舗で行うような企業です。

 

モノづくりのポイントとしていたのは、その国にあった素材・生産方法を最大限尊重したモノづくりを行うことです。

モノづくりに対してのお話で1つ気になっていたものが、「見過ごしているところに価値がある。」と山崎さんがおっしゃってたことです。

これが、どういう意味かというと商品企画する際に、一般の人を対象として考えるのも良いことだが、途上国の人々や視覚障害者の方たちに向けて考えるということです。山崎さんのお話によると、結局日本より貧しい国の人々や身体に障害を持った人が使いやすいものは、一般の人でも使いやすくいいよね、という考えです。

具体的にいうと、汚れがつきにくかったり、身体が不自由な人でも使いやすい形状を考えるといったことです。

これには、なるほどなと思いました。この考えは自分たちの取り組んでいるサービスをデザインすることにも繋がると思いました。

ミズノのプロジェクトを通しても、年齢・国籍・性別までは範囲にいれてペルソナつくりはしていても、山崎さんがおっしゃっていたその人々の裕福さや、身体までも考えてやってはいなかったのかなと思いました。

 

ほかに、なぜ途上国に注目して事業を進めていったのかというのに疑問をもちました。それに対しては、発展途上国には素材があってもそれを最大限利用できていないことにあります。そこに目をつける着眼点がすごいなと思い、こういうところに普段よくいう視野の広さというのが関係しているなと思いました。現地に工場を作ったり、途上国産の商品をつくることで国の豊かさやお金の還元にもつながるともおっしゃっていました。

嶋田さんもおっしゃってた、その国々によって経済の豊かさは違っても幸福度は比例しないというのが起業にも生かされてるなとマザーハウスの話を聞いて実感しました。

 

 

 

次に、「就活・キャリア」についてのお話もお聞きしました。

正直、いま現在自分もすごく悩んでいたのでとても参考になる話ばかりでした。

 

・自分を知っている人、価値を知っている人が活躍する

 

これは、山崎さんが1番初めに言ったことで、「今の学生は自分の価値を知らない人が多い」と、

自分の価値も、自分自体も認識していない人が活躍できるわけがないと、

自分の意思を持って、自分の意思で行動する。これが自らの価値を生み出していく上で大切だということを学びました。

「この場で、僕の話を自分の意思で聞きに来ただけで人として価値がある。」とおっしゃっており、そこまで自分の価値について普段考えることはないな、と思いこれから自己分析していくときも小さいところにも目を向けてやっていかないとなと思いました。

 

 

 

山崎さんは実際に人事採用のこともされていたこともあり、就活で役立つことについていくつか上がられたのでそれについて書きます。

 

★己を知る    (前記と重複するが)

自分を知ることが重要で、行動や対話から自分を知り続けること。

知る→行動→知る

この流れが大切だと言う。

行動する前に知ること知識がないといけない。言葉を知らないと、検索できないよね、みたいなことです。知ることで初めて行動できる。ここも大切なことだが、より大切なのが行動した後の「知る」です。

やってみて気づくことが多いのです。行動した後で得られる「知」のほうが圧倒的に大きいということです。

ちょうどインターンのことで先生とも話していたこともあったが、インターンどこにいくかや、どの業界、どの企業に行くかというのを調べて研究し選択することももちろん重要だが、実際に行動して体験することの方が知れる事柄が多いということです。僕もこれを聞いて、実際にいろんなインターンに行ってみようとも思い、行動することからしか始まらないのかなと改めて思いました。

 

 

★自分を整理する

大きく分けて

過去/今/未来

この3つの要素がある。むかし何をやっていたか、今何をしているか、これから何をしていきたいのかというのについて自分を振り返り考えるということです。自分の人生を曲線で表して、振り返るというのを山崎さんがやっており、自分も一度やってみようかなと思いました。

 

 

★未来

やりたいこと、将来どうなりたいか見つからない。

自分も就活の準備をしている段階で全く思い浮かばない。

これについては、

①やりたくないことを明確にする

どんな人間でありたいか、どんな環境が必要かそれを考えていく。やりたくないことをあげる方が簡単で楽だよね。

 

②感情を整理する

最終的に決めるのは、自分の感情である。感情でゴールをきめて、その過程をマーケティングするとおっしゃっていました。

好きな人ができました。→どうやって落とそう。(マーケティング)

こういった例えをしていました。

 

③時間軸で行動する

目先の4年間でやるべきことを決める。中・高・大・といっただいたい4年間で人間は目標たて、成長できる。

山崎さんは、22歳で金融界に入り、25歳で辞めたという。もともと4年たったら他のことをやると決めて働いていたそうだ。金融系といってもトップのほうに勤めていたのにすぐ辞められるというのは、自分の価値観では無理だなと思い、今までいろんな社会人の人の話を聞いてきたがなんとなく、この行動力のすごさは共通しているなと感じました。トップに立って活躍する人や、自分をもって人生を楽しんでいる人は行動力が違うなと思いました。自分が1番見習わないといけない点です。

 

 

 

 

就職活動とは?

◯ゴールじゃない、スタートだ

1社目は大切、でも1社で人生は決まらない。人生を1社だけで終えるというのは考えない。どんどん探究心をもって、できないことを思いをもってミッションをもってできるように、、、

自分の原体験、目標意識をしっかりもって決めることが大切だなと学びました。

 

◯就活は、人生そのものだ

就職活動を最高の成長機会だと思うこと。失敗も成功も成長へ。これは就活自体を成長する手段の1つと考えればもっとチャレンジしていけるということです。なにごとにもチャレンジしないと変わらないし、成し遂げられないこともあると考えました。保守的になるのは良くないなと思いました。

 

◯採用活動で会社を評価せよ

実際に働いている人や、面接をしてくださる人をみて会社を評価するということです。こちら側に我が社を知ってもらいたいや理解してもらいたいなどの点において、採用活動にあまり力を入れてないなと感じたら辞めたり。

雰囲気があまり合わないと思った企業はすぐ辞めたりだとか、企業を見極める力というのも就活には大切だなと教えていただきました。

 

◯結果より行動

就職において、はっきりいうと運要素も多少はあるとおっしゃっていました。だから、結果だけを見るだけではなく自らの行動を認めるというのが大切だと。

また、就職面接をしていて、「こいつ、あんまり調べてないな。」や「企業研究したりない。」というのははっきりわかるそうで、そういう人が多くいると言われていたので、自分はまず興味のある企業をみつけて、しっかりと相手を知ることから入らないとなと思いました。まだまだ現段階では足りないなと実感しました。

 

 

 

 

 

「伝える」より「伝わる」

これは、自分を表現することにつながるもので、伝えたところで伝えきれなければ意味がないということです。

 

じゃあ、どうすれば伝えることができるのか?

→相手の立場になる。相手になる。相手の感情を理解する。

これがポイントで、相手がどのような立場でどういった人で、感情はどんなかな?というのをくみ取って自分を伝えるということです。

ピクサー理論・22の法則というのがあります。詳しくは調べるとわかるのですが、

相手がこの時どういう感情になるのかを考えることが伝えることで大切ということです。

面接でも自分のことだけをどううまく伝えるのか、だけでなく相手も含めてどう伝えるのかというのを意識して、これから行動していきたいです。

 

 

 

体験から何を学んだか?

よく、面接でも問われるその体験から何を学んだのか?というのが1番カギになると言われました。自分の体験・経験を振り返る時に、これは本質的に何を学んだのかな?何が成長できたのかな?など具体的にすることが大切です。自分も少しは自己分析で振り返っていたつもりだったが、もう少しこのところをつめて考え直さないとなと思いました。

 

 

今回山崎さんの話をお聞きして、就活について仕事について、たくさん考えることが増えました。このブログで書いたことを常に頭においてこれからの自分や、就職活動における自分について深く考えながら生活していかないとなと思うことができました。時間を有効にすることも大切だなと今一度、学びました。