Service Design Night ~Day2~
Service Design Night 2日目のことについて書きます。
2日目は、浅野さんがメインとして登壇されて、いくつかのテーマについてディスカッションをしました。
企業のゲームチェンジ
ゲームチェンジとは、従来からのパラダイムを変換され従来の枠組み・ルールが崩壊し、新たなものに切り替わること。顧客の利用シーンの変化によりもたらせられる。
ビジネスの視点でいうと、何をもって社会に貢献し、現代に必要とされるか。
ユーザーの視点でいうと、利用シーンが日々変化していく。
テクノロジーの変化により、社会が激しく変化していっていく、そうすることにより勉強し続けることが最重要である。
必殺技を捨てることだ。何か得意のモノ・コト一つに特化し、、その得意分野がダメになったとき、全倒れになってしまっては弱い企業になる。社会の流れを把握し、いち早く新しいものに挑戦できるかというのが大事だと思う。また、新たな事業をすることで、もともとのモノの販売促進をしたり、拡大させたりできる。確かに、色々な分野に挑戦していく企業のほうが面白いし、社会の流れが大きく変わっても成長しつづけていけるのではないかなと思う。
unlearn
覚えたことを全て忘れること。
何かに行きづまったとき、そのままそのことに取り組み続けていても成果がでない。
一度すべてを捨て、ほかのことや違う分野に手を出したり、ほかの角度から見ることによって何か手掛かりのようなものが見つかるかもしれない。
このように持っている知識が邪魔をして無意識にみてる世界を狭めたりすることがある。思い切ってすべてを捨てることも大切になっていく。
しかし、すべてを忘れるというのはとても難しく、勇気のいることで簡単にはできないだろう。そこで、物理的に違う環境に身を置くことによりunlearnを行うことも必要になっている。
学生であるうちはひたすらlearnが必要であり、リベラルアーツが大事とされる。いま現在あらゆる分野の人から学びを得ようとしているのは、多くの教養・知識を身につけることで創造性を伸ばすことにつながっている。
スキルとは?
スキル=知識・技術+判断
知識・技術だけがスキルというのではなく、それを用いる判断を含めスキルという。判断というのは体験することや経験から学び身につけることができるであろう。
学びには外化が大切である。簡単に言えば、外化とは内に持っているものを外に出すということだ。誰かから教えられ、それで学んだ学習した気になることが多い。学んだことを口に出し、外化することによって初めて学習する。自分の力になる。外化しないとダメだということだ。普段ゼミでブログを書いているのは、吸収したものを自らの言葉で外化して、知を深める・学習するというところに狙いがある。
価値を高める。これからの社会、技術革新などにより、できなかったものが出来るよるになる。AIなどの導入によりどんどんと変革が起きると思う。そこで、価値を高めるとはAI・機会にできない価値を求めることだ。
お金≠労働 お金=価値
AIにできないとはどういうことかと言うと、ユーザーの本当の気持ちや、価値というのがわからないことがあるということだ。
ビッグデータというものがある。ユーザーの行動をデータとして記録し、どういう行動様式があるのか、なにを求めているのか興味があるのかというのをそれぞれ分析し、サービスにつなげるということだ。
これについて例を挙げてみる。
毎日、コンビニで昼ご飯を買うとする。毎回昼時の少し遅い時間にしか行くことができず、残っている(人気のない)同じおにぎりを毎回買うとする。
データ上では→この人は毎日この時間に同じおにぎりを買う。好きで、同じ時間に同じものを買うのか。
実際には→残っているからしょうがなく毎回これになる。他のがあったらそっちを買うかな。
これは、本当のユーザーの価値に合っているのか?という疑問が生まれる。
データが取れすぎてしまうあまりに、全てを信用するというのは危ないことである。
いくらAIが取り入れられようが、人間にしかできない価値創造やサービスデザインというのがあると思う。そういったものをできる職、人材がこれからも必要とされるのかな、なくならないのかなと思う。
アンカンファレンス形式のディスカッション!
イベントの後半にグループわけをしてそれぞれのテーマを決め、ディスカッションをした。
社会人の人とディスカッションする機会などあまりないので、学生のいないグループに行きたいなと考えていた。社会人6の学生1でグループになった。
ディスカッションでの気づきとして、まず意見を出すのが活発だなと思いました。全員それぞれ自分の意見をもっていて、それをはっきりかつ説得力をもって伝えるのが上手いなと感じました。
司会をしてくれた方に、ディスカッションで気をつけていることを聞いてみると、
・みんなに話をフリ意見を引き出す
・実際に意見を書き出してみる
・パターンにはめない、誘導しない
・書き出したものをみんなに見えるようにして、全員参加させる。意見を出しやすく
・立場をわかりやすくする
・時間をつねに気にしながらまとめる
なにか、このポイントを聞くだけじゃわからないような雰囲気だったり、流れだったり、まとめ方だったりすごく抽象的な表現になったがいつもゼミでやっているものとは違うなと思いました。
参加してみないとわからない、レベルの違いというのを感じれたので今後のゼミでも改善し、生かしていきたいなと思います。
この2日間とても充実していました。社会に出るまでにもっと成長し、自分を高めていかないとなと改めて思わされました。
浅野さん、宇田川さん、佐藤さんの三方をはじめ今回イベントに参加してくださった社会人のみなさんにもこのような機会を与えてくださってとても感謝しています。
森田先生も毎回いろんなものを紹介してくれて、経験させてくれるのはとてもありがたく思ってます。森田ゼミに入ったことを存分にいかしてこれからも過ごしていきます。
ありがとうございました。