高校野球 選手保護か?

前期期末試験が終わり、夏休みにはいりました。

今年の夏休みは、インターンシップもあり充実した夏休みにしていかなければと思っています。

 

今回ブログに書くのは、少し前に話題になった大船渡・佐々木朗希投手の県大会決勝の登板回避問題についてです。今後の高校野球のあり方を大きく変えるかもしれない出来事でした。もともと過密日程問題や球数問題というのは、高校野球で言われていたことだが、なぜ今回ここまで取り上げられているのかたくさんの人の意見が飛び交う中、僕の思ったことを書いていきます。

状況は、決勝まで4試合で計435球。準決勝では129球。そして翌日の決勝で登板を回避してチームは、2-12で大敗した。

 

まず、今回の件ついて僕は…

野球ファンとしては賛成かもしれない。。。選手側の立場からしたら微妙なところだなと思う。

 

野球ファンの賛成という立場では、いい投手は未来がありその期待から保護するべきだというものである。よく肩は消耗品であるといわれる。考えてみると、日本を代表する投手は一度は肩肘故障している選手が多いのかなと思う。必ずしもアマチュア時代の負荷がつながってるかははっきりわからないが、少なからず使いすぎというのが蓄積していってるのは確かである。甲子園を沸かせた投手でいくと、松坂大輔ダルビッシュ有田中将大といったところがいる。この大投手もアメリカにわたり全盛期、もしくは全盛期を少し過ぎたくらいに故障している印象がある。投げすぎが原因で故障するというのは明白である。もともと佐々木投手は、ニュースでプロスカウトの評価などを見ていると球質・スピードは、大谷と同等もしくわそれ以上といわれるくらいの投手で、体つき・スタミナに関してはすこし不安があるといわれることが多く見受けられた。おそらく、肩ひじも万全ではなかったのでは?という意見があり、フィジカルてき面からいくと高校野球という舞台で怪我を誘発させるところまですべきでないというところで登板回避に賛成できる。

 

 

反対という立場では、甲子園とは?という価値が変わってくるのではないかというところだ。高校野球・甲子園というのは、高校生スポーツで最もメジャーなもので、日本でもすごく盛り上がる大会である。高校球児なら目指し、あこがれの舞台である。今回の選手ファーストという考えが浸透していくと甲子園自体の価値が下がるのでは?と個人的には思った。

具体的に今回の件で話すと、決勝の相手は花巻東という甲子園常連校であり前評判で見ても優勢といった感じであった。実際に試合をみていたが、結果も実力も相手が勝っていたなと思った。大船渡が勝って甲子園に行くには、一発勝負だからわからないことではあるが、二番手投手の実力も見てもまず、佐々木投手が投げないと勝てないだろうと思った。試合後のコメントを見るに、投げれた状況ではあったとのようにとらえられた。勝つためだけがすべてではないが、予選決勝でベストを尽くさない全国大会とは?となりえる。投手の配分が重要で、大会の日程も考えて運営する必要もある。

アメリカでは、地区大会はあるかもしれないが、全国大会は行われていない。

選手保護というものが今後大会の価値自体までも変化していくのでは?と思う。

 

 

次は、選手という立場からいく。これに関しては正直微妙なところだなと思う。

チームとして故障者をカバーするのは当然だが、佐々木投手が「投げたかった」というように、三年間苦楽を共にした仲間と甲子園に行きたいという思いが不完全燃焼で終わってしまうのではないかと自分では思う。自分が、今回の佐々木選手の立場で決勝まで行ったとするならば絶対に投げるかなと。。。誰のための大会というのがわからなくなる。

しかし、選手管理というのは指導者に責任がありゆだねられるものなので、選手間での思いが反映されるかも微妙である。今回のような大物であるほど周りの声が大きくなる。

 

 

 

今後学生アマチュアスポーツがどのような方向に進んでいくかというと、間違いなく怪我防止・選手保護という面が強化されていくと思う。大会運営が日程調整することや、組織として明確に規定を設けることで選手を守っていくという課題を解決することが一番有効的だと思った。